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ついにArduinoがRenesasチップ搭載へ

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Arduinoは互換機も含めて5種類以上保有しているhobbyhappyです。

今回はArduinoの新製品についての情報を共有させていただきます。
Arduinoと言えば、マイコンボードの先駆者的存在ですよね。

いままでにArduinoを使ったものを動画や記事にしていますが、
奥が深くてネタが尽きません…

さて、本題ですが、Arduinoに関する驚きの発表がありました。
今までAtmel社(今は買収されてMicroChip社)の
Atmega系列でほとんど統一されていたCPUが、
Renesasマイコンを積むことになりました。

この記事を読むことでわかること

自己紹介

サラリーマンしてます。

主に工場(生産現場)で使用する検査装置のアプリケーション開発してます。

ヒトの作業を自動化して簡略化するアプリケーションを日々開発中。

2022年5月に転職。現役バリバリの技術者です。
現在は超大手企業の新規事業分野で装置の研究・開発をしています。

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いままで、ちょっとスピンオフしたArdino派生機種には、
Atmegaではなく、一部Intelやのチップが使われていたこともありました。
他にも最近のだとMKRシリーズとかでは買収後ということもあってか、
MicroChip社名義のチップを使っている機種もあります。
ただ、今回Renesasのチップが搭載されるのは、

なんとArduino UNO

Arduino UNOと言えば、
Arduinoの顔と言っても過言ではないほど
代表的なボードです。

いままでにR3までモデルチェンジをしている機種ですから、
人気も当然ありますし、ArduinoとGoogleで調べると大体最初に表示されるのがこのUNOです。

そこにRenesas製のチップを搭載するとはなかなか大胆ですね。

しかもRenesasにチップ変更しただけではなく、
ESPRESSIFの無線機能も追加しているようです。
これでArduinoも無線関係が充実しそうです。

現時点でわかっている情報は以下の通り。

  • Renesas製RA4M1 32bit Cortex-M4を搭載で、48MHzの動作周波数。
  • ESPRESSIFの無線モジュールの有無でWiFi、Minimaとモデルを分ける。
  • 既存のArduinoUNOR3とも大きさやシールド・動作電圧の互換性がある。
  • パフォーマンスとしては、UNO R3に比べて3倍向上している。
  • SRAMが2kB⇒32kBへ、フラッシュメモリが32kB⇒256kBに向上。
  • USB接続ポートがやっとType-Cになった。さらに、最大電源電圧DC24Vにアップ。
  • 発売は5月下旬予定。

いくつか気になる内容をピックアップしましょう。

そもそもなぜいきなりArduinoにRenesasのチップを採用したのか??

なんにもなくていきなりArduinoにRenesasのチップを採用するなんてことはないです。
では、きっかけは何か?

それは、Renesasの2022年6月14日付けの発表です。
全文はこちら。

オープンソース世界大手のArduinoに出資し、巨大な開発者コミュニティ向けの製品提供を実現へ

要約すると、RenesasがArduinoに出資して製品を作るよ!
という意思表明です。

これを知っていた人からすると、やっと完成したか…
という気持ちだったことでしょう。

ArduinoのUSB接続ポートがType-Cに変更

これは結構前から不満が出ていた内容だったと思います。

ArduinoUNOは時代遅れのプリンターでお世話になった四角いTypeA。

最近の機種のはずのArduino Nano EveryはmicroB。
イマドキ スマホでmicroBを採用しているところなんてないですよね…

それを考えるとやっとか…という感じ。

実は、ArduinoUNOの記念モデルはType-Cだったんですよね。
だからそろそろType-Cで出してくれるかな…と思っていたのですが、
チップが変わって、無線機能までつけるというもはや別モノに変化したわけですね。

Arduino UNOのLimited Edition

↑これは以前発売されたLimited Edition。Type-Cなのがわかりますよね。

まとめ。

今回はArduinoUNOの新機種R4から、Renesasのチップが採用されることを紹介しました。

Renesasのチップが採用されるだけではなく、
無線関係も追加されるらしいので、Arduinoで無線通信をする時代がすぐそこまで来ています。

※そもそも今無線通信をして何か作ろうと思ったらESP32があるので、
そこまでインパクトはないと言えばないが…

発売は2023年5月下旬ということですが、
恐らく日本国内へは無線無しが先で、無線ありが遅れて入ってくると予想されます。

なぜなら、技適を取得する必要があるから…

ということで、5月下旬か、それより少し前にMinimaについては予約しようと思ってます。

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