今回もMySQLの基本構文について学びましょう。
以前からMySQLの4大命令について解説してきました。
MySQLの4大命令のトリとなるのが、
今回解説する、Delete文です。
名前の通り、Deleteなので、消去です。
既に格納されているデータに対して、消去したい場合に使います。
データの更新や、データの追加、
データの選択と、今回のデータの消去で合わせてMySQLの4大命令というわけです。
このMySQLの4大命令は非常によく使いますので、
後ほど1つの記事としてまとめる予定です。
MySQLの4大命令の1つ、Delete文について使い方も含めて理解できる。
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MySQLのDelete文とは?
冒頭でご説明した通り、MySQLのDelete文は、
既にデータテーブルに格納されているデータを削除するのに使用します。
ただDelete文を何も考えずに実行すると、
消してはいけないデータまで消えてしまいます。
Insert文やSelect文では間違って追加・選択したところで、
重大なトラブルになることはほとんどないと思いますが、
Delete文はデータが消えるので注意が必要です。
Update文もデータの変更という意味では、
データそのものをいじることになるので、同じくらい注意して使う必要があると言えます。
さて、Delete文は使用時に注意が必要ということが理解できたところで、
MySQLのDelete文の基本構文について見ていきましょう。
DELETE FROM 〇 (WHERE ★);
〇:データを消去したい対象のテーブル名。
★:条件式。
基本的な構文がわかったところで、
実際に例を使って説明していきましょう。
MySQLのDelete文の実際の使い方は?
それでは、Delete文の使い方を学ぶために用意したのがこちらのtestという名前のテーブルです。
まずは、2行目の、int_testの値が3の行をDelete文で消去してみましょう。
コマンドはこうなります。
DELETE FROM test WHERE int_test = 3;
実行した結果がこちらです。
狙い通り、int_testが3の行だけを消去できていますね。
繰り返しになりますが、Delete文で消去してしまうと、データが消えます。
間違って、Where句のところがおかしい状態でDelete文を実行してしまうと
とんでもないことが起きます。よく確認してから実行しましょう。
データテーブルの中身をすべて消去する方法。
次に、データテーブルの中身をすべて消去してみましょう。
やり方は簡単です。Where句をつけなければいいだけです。
つまり先ほどのtestというテーブルの中身をすべて消去したい場合は、
このようなコマンドになります。
DELETE FROM test;
実行結果はこうなります。
ご覧の通り、Select文でtestというテーブルを指定しても、
Empytつまり空ですよと表示されます。
これでデータテーブルすべてのデータがDelete文によって消去されました。
MySQLのDelete文の使い道は?
MySQLのDelete文は、
データテーブルの中身の消去に使えます。
不要なデータを削除するためには必須のコマンドです。
繰り返しになりますが、不用意にこのDeleteコマンドを使うと、
意図せずデータを消去してしまってトラブルになることがあります。
特に注意したいのがWhere句の条件式のところです。
そもそもWhere句を付け忘れたりすると、データテーブルの中身すべてが消去されます。
今回のまとめ。
今回は、MySQLの4大命令分の1つDelete文について解説しました。
これまで解説してきたInsert文、Select文、Update文と合わせて、
4大命令の解説がすべて完了しました。
基本的なデータベースのデータの扱いは、
この基本構文と条件式などを組み合わせたものでたいてい実現可能です。
ただ、例えばデータベースを一から設計するとか、
データをそのまま使うのではなく、一度加工してから
外部に出すなんてこともしだすとこれまでの知識だけでは対応できません。
次回からは、基本構文がわかったうえで、
少しステップアップしたMySQLのお話をしていこうと思います。
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