MySQLとはデータベースの一種です。
そんなデータベースは、データのやり取りが必要な場面で、
各所で広く使われています。
工場もデータが膨大にありますから、使いどころはあります。
私が行っていた業務でも使用していましたので、
今回は生産技術者として現場でどのようにMySQLを活用していたかご紹介します。
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MySQLは工場ではどのように使用されているか
工場では、主に製品の量産を行う上で、
検査データや製品シリアル管理などの膨大なデータが
日々蓄積されています。
前までは検査データなど、検査装置に残っていて必要なときにハードディスクからデータを取り出していましたが、最近ではデータベースを使用することにより効率化しています。
イメージとしては、工場に検査装置がズラッと並んでいて、
従来までは、その検査装置一つ一つから大量のデータを人力でコピーして共有フォルダに格納していました。
MySQLを導入することにより、
検査終了後、検査装置にもデータは残るものの、
別にサーバーへデータを送ることでデータの管理を
サーバー側で一括で行えるようになりました。
MySQLを工場に導入することによるメリットは以下のようなものがあります。
データの更新がリアルタイム
従来は前述の通り、各装置のPCに直接USB記録媒体をつなげてデータの吸出しを行っていましたが、それではリアルタイムどころか、
膨大な工数が必要となる上に吸出した当時のデータまで
となっており
非常に非効率でした。
データの一括管理が可能
こちらはそのままですね。データの管理が装置毎ではなくサーバー1つに集中させることで、
例えば各量産中の
製品の生産台数の管理や検査の結果の統計など、いくらでも使い道がありますね。
装置間をまたぐデータのやり取りが可能
こちらはデータの蓄積というよりは、
データのやり取り自体
がポイントになってくるメリットです。
具体例として、検査機で検査し、調整量が表示される装置があったとします。
この表示された調整量は別装置で調整が必要だったとして、MySQLが導入される前は、
検査機側で調整量をCSVファイルにして、ネットワークHDDに格納していました。
いわゆる、ネットワーク共有フォルダですね。
調整機側でこのネットワークHDDにアクセスして、製品シリアルを探して調整量を検索していたんです。
従来のこのやり方には問題があって、
- 日々のデータが増えることにより製品シリアルの検索時間が激増する
イメージすれば簡単にわかることですが、
この方法は力業ですので無理があります。
また、フォルダ内の更新など不安定要素が多く、
紙に調整量を書いた紙を調整機にもっていき、
紙に書かれた調整量を調整機に手打ちするなんて時代もありました。
さすがに調整量を手書き→手打ちは非効率かつミスの危険性があることはすぐにわかりますよね…
それがMySQLを使用することにより、
データの量が多くなってきても瞬時に取得可能です。
同時アクセスも可能な仕様ですので
不安定さもありません。
装置間のデータのやり取りで力業でやっている方がいたら今すぐにMySQLを導入することをオススメします。
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